今夏、当協会では、新型コロナウイルス感染症拡大により活動が制約されている中でも、子ども達の夏休みを応援し、森林について関心を持っていただくため、オンライン教室付きの「森の教室」を実施しました。(募集案内はこちら)
おかげさまで府内のたくさんの小学生の皆さんから多数ご応募をいただき、先着順にて60名の皆様に、森の時計工作キット一式や、森林についてのテキストなどの「森の教室セット」をお送りさせていただきました。
また、今回初の試みとなったオンラインでの「森の教室」は、8月8日(土)低学年版、高学年版とそれぞれ実施。各回約10名の皆さんにご参加いただきました。
低学年版
テーマ「いろんな木の名前をおぼえて友達になろう」
当日は、11時からZoomの前に集合。京都森林インストラクター会の久山先生から、身近にある樹種5種類について、紹介してもらいました。
サクラ、スギ、ヒノキ、マツ、クスノキ…とそれぞれの木について、お話を聞きながら、事前にお送りしていた葉っぱを皆で一緒に観察。それぞれの葉っぱの特徴や、木がどのように私たちの生活とかかわっているか、クイズも交えて楽しく学んでいただきました。
使用テキスト:「みじかな樹木のえほん」国土緑化推進機構編、絵 平田美紗子
高学年版
テーマ「森林のはたらき」
午後からは、同じく京都森林インストラクター会の会長で当協会理事の篠部先生から、「森林のはたらき」をテーマにお話を聞きました。
高学年の皆さんは、森林のさまざまな働きについて、お送りしたテキストと一緒に先生のお話を聞いて学びました。途中のクイズもちょっと難しいものもありましたが、皆さん最後までご参加いただきました。
使用テキスト:「森を知るデータ集 No.2 森林の働き」林業改良普及協会
(共通)自分だけの「森の時計」をつくろう!
「森の先生」のお話のあとは、京都のスギを使った「森の時計」づくりの説明。
作り方の説明の動画を見ていただき、それぞれ個性的な時計づくりチャレンジしていただきました。
ご感想と完成作品
- オンライン授業は初めてだったので緊張したけど、森が災害から守ってくれる役割をしていることがよくわかりました。時計づくりは「森」の雰囲気に合わせて材料を使って、「森」にいるような気分になれるようにしました。
- 子供もワクワクして、「動画のとおりに並べてからやで(作り方の動画をテレビ画面に写して進めました。)ママは見るだけやで」と、楽しそうに取り組んでました。飾りのアイデアやどこに飾るかなど考えてました。
- 夏休みの工作の課題は今年はありませんが写真を添えて日記を書くことにしました。
- 森林は災害防止に役立っており、そのメカニズムを学べて、娘は「とてもおもしろかった。」と言っていました。また、完成した時計は、木のいい香りが残っており、その香りが部屋の中に充満して、娘は「まるで森の中にいるようやなあ。」と言っていました。
- 送っていただいた時計のキットで楽しくつくらさせてもらいました。明日(学校に)持っていくのが楽しみな娘です★
- 5歳の妹も7歳の姉と一緒に楽しませて頂きました。娘たちが自然に興味を持ってくれて、大変良かったです。大変貴重な機会を与えていただきありがとうございました。
この事業は、国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」により実施しました