新年あけましておめでとうございます。
皆さまには、令和4年の新春を、晴れやかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
皆さまと共に進めてまいりました京都モデルフォレスト運動は、ご参画いただいている企業・団体の皆さまをはじめ、府内各地で活動されている地域活動組織やボランティア団体など幅広い府民の皆さまのご理解、ご協力のお蔭で着実に運動のすそ野が広がっております。
令和4年の元旦を迎え、これまでの京都モデルフォレスト運動の歩みを支えていただきました皆さまに感謝申し上げますとともに、より一層皆さまから親しまれ大切にされる運動となるよう努めてまいりたいと心を新たにしたところです。
昨年も新型コロナウィルスの感染拡大により、私たちの暮らしから経済活動まで、これまでの日常の活動は大きく制約を受け、厳しい状況が続きました。
しかし、一人ひとりが感染予防対策に努力され、そして国や自治体を挙げてのワクチン接種が進められてきた中で、感染状況が大きく改善したことに対し、ご尽力されてきた皆様に心から感謝を申し上げます。
そうした中、10月31日からCOP26「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」が開催され、世界の平均気温の上昇を産業革命前から1.5度以内に抑えることを目標に世界が努力することが合意されました。今後、私たちは、この目標を達成するための努力を一層加速しなければなりません。
そして、森林は二酸化炭素の吸収源であり、森林保全活動は、地球温暖化対策としてますます重要な取組となります。
地球環境は大きなテーマですが、すべての対策の根本は、私たち一人ひとりの考え方と行動から始まります。これまで幾度となく使われてきたことば「地球規模で考え、地域で行動する(Think globally, Act locally.)」を今一度噛みしめ、行動につなげなければならない、そのような思いを強くしております。
京都モデルフォレスト協会では、今年も、森林を守り育てる息の長い取組に光をあて、さらに多くの皆さんと共に、一歩一歩着実に活動を推し進め、森林を通して人と人がつながり、森林を大切にする心の輪を拡げてまいりたいと思います。
この一年の、皆さまのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和4年元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 安藤 孝夫