柏原理事長『年頭の御挨拶』

平成23年 年頭の御挨拶

理事長 柏原 康夫

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、協会の会員の皆様を始め、多くの方々に協会の活動に対する御支援と御協力を賜り、心からお礼申し上げます。

お陰をもちまして、協会設立から4年、公益社団法人に移行して1年が経過いたしました。会員数も440を越え、府内27個所で29の企業や団体の皆さんが、森林所有者や森林組合、地域住民、ボランティア団体、行政等の皆さんと連携し、森林づくりや木材利用の取組を進めるなど、府内各地域でモデルフォレスト運動が着実に広がっているところです。

昨年は、前年に引き続き、広報誌「以森伝心」等による協会の取組の普及啓発や森林づくり体験活動、ボランティアリーダーの養成、各地域での緑の募金活動、緑化・愛鳥ポスターコンクールなどを実施しますとともに、新たな取組として、暮らしに身近な街中に森や緑を拡げる「まちなかの森づくり事業」や林業に関心を寄せる女性層への働きかけなど、協会の活動の輪の拡大に努めたところです。

また、12月にはモデルフォレスト運動の提唱者で協会特別顧問のピーター・ベッソー国際モデルフォレストネットワーク事務局事務総長が入洛され、京都の取組状況の報告やアジアを始めとする世界各地域のモデルフォレスト運動について、今後の取組につながる意見交換を行ったところです。

さて、今年2011年は、国連が定めた国際森林年です。国際森林年は、世界中の森林の持続可能な経営・保全の重要性に対する認識を高めることを目的しています。

協会としましては、これまでの取組をステップアップし、府民や企業参画による森林づくりの拡大、府内産木材の利用拡大、子ども達の環境学習、都市部での緑化推進などを積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

このような協会の取組をきっかけとして、より多くの府民の皆さんが森林に入っていただく機会が増え、モデルフォレスト活動の裾野がより広くなりますことを期待しているところです。

皆様方には、健康に十分御留意いただき、これまで以上に協会の活動に御支援と御鞭撻を賜りますようお願いをいたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

平成23年元旦

公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原 康夫

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