(写真:看板除幕の様子)
平成28年3月19日(土)、京都学園大学京都太秦キャンパス(京都市右京区)において、京都モデルフォレスト協会が行う「緑の募金」を通じた緑化・森林整備への呼びかけの一環として、まちなかの身近な緑を増やす取り組みを支援する「まちなかの森づくり事業」を活用した「御池通りみどりの街道プロジェクト」の植栽記念式典が実施されました。
式典には、当協会 柏原理事長が出席し、「モデルフォレスト協会の設立当初から実施している里山の整備だけでなく、まちなかでも緑に親しんでいただけるよう『まちなかの森づくり』事業をスタートさせた。皆さんの目にふれるところで、緑を感じられる場所が増えてほしい」と挨拶しました。
また、「御池通りみどりの街道プロジェクト」を進める同大学造園部の小松原さんが、「今回植樹した地域性樹種は、古くから京都で身近にあったもの。このプロジェクトが京都在来の樹木を保全する意識をより深く共有する機会となれば幸い。また、地域と学生が一緒になり実現することで、世代を越えた学びとしていきたいので、地域の皆さんにも手入れや管理に積極的にご参加いただきたい。」と述べられました。
続いて、この事業で整備された看板の除幕式と、植樹セレモニーが行われました。その後、地域の方を含めた参加者による植樹が行われました。
(写真:植樹セレモニー)
(写真:参加者による植樹)
緑の募金事業「まちなかの森づくり」事業について
「緑の募金」を通じた緑化・森林整備への呼びかけの一環として、まちなかの身近な緑を増やす取り組みを支援するため、公益社団法人京都モデルフォレスト協会が実施しています。平成22年度に創設され、これまでに10か所の身近な緑を増やす取り組みに助成を行いました。
御池通りみどりの街道プロジェクトについて
同大学自主ゼミ造園部、和の花を育てる会、バイオ環境学部ランドスケープデザイン研究室などが協力し実施する、御池通りに面した京都学園大学京都太秦キャンパスの敷地で京都に自生している樹木を用いた植樹活動です。
植樹活動を通じた地域在来種の保全に加え、地域の方々と学生が協同して活動を行う中で、植栽する植物に由来した地域の文化、歴史、自然について学ぶことも活動の目的としています。
同大学健康医療学部との樹木の持つ「癒し」効果について研究する連携プロジェクトも進められています。