京都府立大学森林科学科・公益社団法人京都モデルフォレスト協会合同「カナダの森を見て学んだこと」を開催しました

京都府立大学森林科学科・公益社団法人京都モデルフォレスト協会合同

「カナダの森を見て学んだこと」開催報告

  • 日時:平成27年12月17日(木)13:30〜15:40
  • 場所:京都府立大学図書館3階視聴覚室
  • 参加者:学生・協会会員約30名程度

はじめに、田中和博副学長(協会副理事長)から開会あいさつののち、ラバル大学との協定締結からこれまでの両大学の連携や交流の経緯について紹介されました。

続いて、当協会事務局 田中より、7月に招へいを受け訪問したプリンスアルバートモデルフォレスト調査の概要と、モデルフォレスト間の連携についてご紹介しました。3月に開催した「地域主体の森林資源管理に関する国際シンポジウム」を契機とした両モデルフォレスト間の交流や、現地の先住民コミュニティにより管理されてきた森林や、大規模な山火事跡地の森林の再生状況などについてご報告しました。

続いては、9月のカナダ・ケベック州のラバル大学視察研修について、現地を訪問された森林科学科の学生の皆さんから報告。ラバル大学内のキャンパスや研究室のほか4万ヘクタールという広大な演習林のほか、同地の国立公園や林業会社の視察の様子など、充実した内容をご紹介いただきました。またエコシステム・マネジメントと呼ばれる現地の森林管理の手法や、ケベック州内のラクサンジャンモデルフォレストの管理形態についてもご報告いただきました。

会場からは、京都と大きく条件の違う現地の林業を肌で感じられての感想や、演習林のあり方などについても質問がされ、貴重なお話を伺う機会となりました。

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