京都縦貫自動車道八木インター付近に位置し、スギ・ヒノキやアカマツ、広葉樹林からなる里山林です。手入れが十分でない森林も増えているため、森林整備活動が行われます。
株式会社島津製作所の取組方針・取組状況
(株)島津製作所では経営理念である「“人と地球の健康”への願いを実現する」ために、総合分析機器メーカーとして特定の有害物質を測定する装置や、工場排水や河川の水質モニタリングシステムなどを開発・製造しています。地球環境の保全と事業活動との調和を経営の最優先課題の一つとして位置づけており、CO2排出量の削減や本社全体の緑化など、環境への取り組みを推進しています。
そのなかで培った環境保全のノウハウをもとに、関連会社をはじめ代理店がISO認証を取得するための指導やセミナーの実施、環境プロジェクトチーム「え~こクラブ」による環境教育教材の作成や出前講座の開催など、外部支援活動も盛んに行っています。
京都モデルフォレスト活動としての取組
地域の方々や関係団体等と連携し、ボランティア社員とその家族が主体となって森林の整備や保全活動を積極的に行っています。2008年8月に京都モデルフォレスト協会の活動に賛同し協定を締結後、第1回活動を同年11月に行い、看板の除幕式、記念植樹の後に広葉樹の間伐作業を行いました。毎年、春と秋に本活動をしているほか、2011年からは、新入社員の研修で「島津製作所の森」を活用しています。
協定 締結年月日 2008年8月4日
活動開始からこれまでの取組(2016年10月時点)
- 活動(開始以降延べ):累計
- フィールド:南丹市八木町玉ノ井、面積:52ha、活動述べ人数:ボランティア社員860名、新入社員633名
今後のモデルフォレスト活動の展開に向けて
平成20年より京都モデルフォレスト協会の活動に賛同し協定を締結後、年間2回の島津製作所の森づくり活動を、島津グループの社員および家族を対象としたボランティア参加者が主体となって、地元や関係団体の方々の指導の下で、間伐や植樹、下草刈りなど森林整備活動を実施しています。
また、参加者に少しでも森を身近に感じていただこうと、外部の専門家を招き、森林の植生や獣害被害などの知識を学ぶ森林観察会を実施したり、親子で体験する木工教室や苔玉づくりなどをおこなっています。
平成23年からは、新入社員教育の一環で島津製作所の森を利用した研修も、毎年継続し実施しています。
この活動を通して社員の森林保全意識の向上と地域の方々のとのコミュニケーションが活性化していると実感しています。今後とも地域と共に連携し活動を継続していきたいと思います。
活動の歩み
- 平成20年
8月 森林の利用保全に関する協定を締結
11月 第1回島津製作所の森づくり活動
看板除幕式・記念植樹の他、間伐活動を実施 - 平成22年
5月 第4回島津製作所の森づくり活動
森林整備活動の他に、子供を対象とした木工教室を実施 - 平成23年
4月 新入社員研修の一環で、島津製作所の森を利用した研修を開始
11月 第8回島津製作所の森づくり活動
森林整備活動の他、外部の専門家を招き、森林観察会を開始
(年間2回の島津製作所の森づくり活動および、年1回の新入社員研修を継続的に実施) - 平成27年
4月 第14回島津製作所の森づくり活動
4月 平成27年度 新入社員研修
10月 第15回島津製作所の森づくり活動 - 平成28年
4月 第16回島津製作所の森づくり活動
5月 平成28年度 新入社員研修
活動報告
- 第27回島津製作所の森づくり活動 実施報告(2021年10月09日)
- 第26回島津製作所の森づくり活動 実施報告(2021年04月10日)
- 国際森林デーと島津製作所の取り組み(2020年03月21日)
- 「島津製作所の森」の間伐材を使用してSDGsバッジを製作(2019年03月07日)
- モデルフォレストDAY(2013年10月12日)
- 第4回「島津製作所の森づくり活動」を実施(2010年05月22日)
- 第1回「島津製作所の森づくり活動」を実施(2008年11月29日)
- 森林利用保全協定の締結(2008年08月04日)