新年あけましておめでとうございます。
皆さまには、令和2年の新春を、晴れやかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
皆さまと共に進めてまいりました京都モデルフォレスト運動は、ご参画いただいている企業・団体の皆さまをはじめ、府内各地で活動されている地域活動組織やボランティア団体など幅広い府民の皆さまの、ご理解、ご協力のお蔭で着実に運動のすそ野が広がっております。
令和最初の元旦を迎え、これまでのモデルフォレスト運動の歩みを支えていただきました皆さまに感謝申し上げますとともに、より一層皆さまから親しまれ大切にされる運動となるよう努めてまいりたいと心を新たにしたところです。
今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックです。ラグビーワールドカップを超えて日本中が熱く盛り上がる年になってほしいと思います。
しかし、暑くなってほしくないのは気候です。一昔前と比べて大きな環境の変化を感じます。夏のイベントでは様々な熱中症対策が講じられるようになり、バス停ではミストシャワーが設置されるなど、かつては想像もできなかったことです。
気象庁によれば、日本の平均気温は1898年以降で100年あたりおよそ1℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降は高温となる年が頻繁にあらわれているとのことで、気候変動は、豪雨や生態系の変化、熱中症など様々な形で顕在化し、私たちの暮らしに影響を及ぼしています。
こうした中で、私たちに求められているのは、着実に地球環境の保全対策を進めていくことです。地球環境という大きなテーマですが、すべての対策は、私たち一人ひとりの考え方と行動から始まります。
国を挙げての温暖化対策から持続可能な開発目標(SDGs)、生物多様性保全、森林保全まで、私たちの小さな一歩を後押しする環境が整えられています。
京都モデルフォレスト協会では、今年も、森林を守り育てる息の長い取組に光をあて、さらに多くの皆さんと共に、一歩一歩着実に運動を推し進め、森林を通して人と人がつながり、森林を大切にする心の輪を拡げてまいりたいと思います。
この一年の、皆さまのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和2年元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原 康夫