森林づくり基金を活用した事業について審議するため、森林づくり基金運営委員会を開催しましたので、その結果を報告します。
1 開催日時
令和2年7月21日(火曜日) 14時から15時
2 開催方法
オンライン開催
3 出席委員
(五十音順 敬称略)
- 明致親吾 (京都CSR推進協議会会長)
- 篠部幸雄 (京都森林インストラクター会会長)
- 仲間 司 (京都府農林水産部森の保全推進課課長)
- 古田裕三 (京都府立大学大学院生命環境学部生命環境科学研究科教授)
- 馬屋原宏 (京都経済同友会理事・事務局長)
4 議事
(1)報告事項 令和元年度森林づくり基金活用事業の実績について
令和元年度森林づくり基金活用事業の実績について以下のとおり報告しました。
1 | 京都モデルフォレスト協会 | 南丹市日吉町天若 | 普及啓発イベント |
2 | 豊郷公民館 | 南丹市美山町豊郷 | 下刈り、雪起し、蔓伐り |
食害防止ネット | |||
植樹会 | |||
3 | 八木町南北広瀬生産森林組合 | 南丹市八木町北広瀬 | 下刈り |
食害防止柵補修 | |||
4 | 八木町森林組合 | 南丹市八木町玉ノ井 | 下刈り |
台風被害跡整備 | |||
5 | 知井振興会 | 南丹市市美山町中 | 広葉樹林整備 |
遊歩道整備 | |||
展望小屋の整備 | |||
6 | 亀岡市森林組合 | 亀岡市東別院町東掛 | 下刈り |
植栽 | |||
7 | 亀岡市森林組合 | 亀岡市宮前町宮川 | 人工林間伐 |
松茸山整備 | |||
8 | 亀岡市森林組合 | 亀岡市宮前町神前 | 人工林間伐 |
9 | 大河内生産森林組合 | 南丹市園部町大河内 | 広葉樹林除間伐 |
歩道整備 | |||
10 | 宇治田原町森林組合 | 宇治田原町南御林山 | 人工林間伐 |
植栽・枯死木伐採 | |||
11 | 宇治田原町森林組合 | 宇治田原町立川観音山 | 植栽・防護柵設置 |
12 | みやわきBilly(美郷) | 南丹市美山町宮脇 | 下刈り |
広葉樹整理伐 | |||
13 | 湯船区 | 相楽郡和束町湯船 | 遊歩道整備 |
14 | 旭町三俣山組合 | 亀岡市旭町三俣 | 広葉樹林・枯れ松伐倒処理 |
15 | フォレスト南山城 | 南山城村野殿 | 人工林間伐 |
16 | 雲ヶ畑コモンズ・結い林業組合 | 京都市北区真弓 | 人工林間伐 |
17 | 安場町杣連 | 綾部市安場町西ノ前 | 人工林・広葉樹林除間伐 |
18 | 京北自伐グループ | 京都市右京区京北 | 人工林・広葉樹林除間伐 |
(2)審議事項 令和2年度森林づくり基金活用事業計画について
令和2年度森林づくり基金活用事業計画内容について審議されました。
○令和2年度森林づくり基金活用事業の申請先及び活動内容
No | 事業実施主体 | 実施箇所 | 事業内容 |
1 | みやわきBilly(美郷) | 南丹市美山町宮脇 | 下刈り |
広葉樹植栽 | |||
2 | 宇治田原町森林組合 | 宇治田原町立川御林山 | 伐採搬出・地拵え |
3 | 宇治田原町森林組合 | 宇治田原町立川観音山 | 人工林間伐 |
4 | 湯船区 | 相楽郡和束町湯船藪田 | 遊歩道の設置 |
5 | 湯船区 | 相楽郡和束町湯船駒ヶ谷 | 人工林間伐 |
6 | 亀岡市森林組合 | 亀岡市宮前町神前 | 人工林・広葉樹林除間伐 |
7 | 亀岡市森林組合 | 亀岡市宮前町宮川 | 松茸山整備 |
8 | 亀岡市森林組合 | 亀岡市東別院町東掛 | 下刈り |
植栽 | |||
9 | 八木町森林組合 | 南丹市八木町玉ノ井 | 下刈り |
作業路補修 | |||
10 | 八木町南北広瀬生産森林組合 | 南丹市八木町北広瀬 | 下刈り |
雑木整理 | |||
11 | 大河内生産森林組合 | 南丹市園部町大河内 | アカマツ・広葉樹林除間伐 |
歩道整備 | |||
12 | 安場町杣連 | 綾部市安場町臼谷 | 人工林・広葉樹林除間伐 |
13 | 雲ヶ畑コモンズ・結い林業組合 | 京都市北区雲ケ畑 | 人工林間伐 |
審議結果
この議案については、下記委員意見を踏まえ承認することとなりました。
5 委員意見要旨
(1)令和元年度森林づくり基金活用事業の実績について
- 特になし。
(2)令和2年度森林づくり基金活用事業計画について
- 一般公募の採択件数は2件となっているが、応募件数自体が2件ということか。
→そのとおり - この基金を通じた森林保全を行っている企業は、箇所の選定にあたり何かコンセプトのようなものを持っているのか?
→各企業の拠点の立地の水源地や活動の方針にあう森林など、それぞれ一定の方針をもって活動場所を決定し、整備されいる。 - 美山町中地区での活動が今年度見合わせることとなったようだが、それはなぜか?
→森林保全協定を締結し活動を行っている企業の社員ボランティアを熱心にされている協定地で、地元もそれに連携した活動をされていたが、今年度新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から社員参加の活動が見送りとになり、地元での整備も一旦休止されることとなった。 - 今年から義務付けされた安全講習会の実施は、活動開始前が望ましいのでは?
→そのとおり。比較的時期が遅めに予定されている団体には今後適正な時期での開催を指導していく。 - 事業費>採択額の場合の差額は、実施団体による自己負担か。
→そのとおり。地元の希望に基づいた整備であり、不足部分は地元で負担されるもの。 - 今後の要望として、各箇所で事業面積の記載があるが、それがどの程度カバーできているのかがわからない。何か比較できるような指標があれば。
→企業による森林保全協定が締結されている地域については、それぞれ協定地の面積が指標になる。