去る令和2年11月28日(土)、京都市左京区の宝が池の森を会場に、こども森づくり・体験学習会「宝が池の森で歩こう!遊ぼう!」を開催、小学校1年生~3年生の児童とその保護者の14組31名にご参加いただきました。
若干お天気が心配される中でしたが、子どもの楽園スタッフの皆さんや森林インストラクターの皆さんのお話を聞きながら、宝が池の森を元気に歩きました。途中途中で子どもの楽園スタッフによる森の木や生き物についての紙芝居を楽しみ、また、クイズでは「どれが正解だろう?」と一所懸命考えて答えてくれていました。
尾根までの道では、秋の森のどんぐりがいろんな生き物のエサになっていることなどを聞きながら、皆夢中になってどんぐりやいろんな形や大きさの葉っぱを集めました。続いて、道沿いの樹木や生き物の痕跡を観察しながら元気に山道を登り、途中では本物の鹿にも遭遇!また、尾根沿いに設置されたコバノミツバツツジを鹿の食害から守るための柵が設置された部分では、柵のおかげでコバノミツバツツジが元気に育っていることも観察しました。送り火の「法」の火床では、京都大学農学部高柳先生の、火床や周囲の森を守るための取り組みについてもお話を伺い、「皆が中学生になっているころには効果が出ているかも?送り火を見たらこうやって森を守ってるって言ってたなって、思い出してね」とのメッセージに頷きながら熱心にお話を聞いてくれていました。
最後は宝が池の池沿いを、やってくる鳥についてのお話などを聞きながら歩き、ゴール。おみやげに京都の山で採ってきたフジヅルのリースなどをお渡しし、解散となりました。
参加者の皆さんからは、
「どんぐりの根っこが生えているのを初めて見た!」
「コバノミツバツツジの花が咲いているころにまた来たい」
「森についての知識を深めながらのハイキングはとても楽しかったです」
といったご感想をいただきました。
協会では今後も、様々な企業・団体のご協力やご参画をいただきながら、子どもたちに森林に親しんでもらう行事を開催してまいります。
実施体制
主催 公益社団法人京都モデルフォレスト協会
共催 公益財団法人京都市都市緑化協会
協賛 株式会社中央倉庫
後援 京都市教育委員会