令和3年 理事長 年頭の御挨拶

新年あけましておめでとうございます。

皆さまには、令和3年の新春を、晴れやかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。

皆さまと共に進めてまいりました京都モデルフォレスト運動は、ご参画いただいている企業・団体の皆さまをはじめ、ボランティア団体や府内各地で森林づくり活動をされている皆さまなど幅広い府民の皆さまの、ご理解、ご協力のお蔭で着実に運動のすそ野が広がっております。

 

そうした中、昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの日常は大きく変化しました。京都モデルフォレスト運動におきましても、様々なイベントや森林づくり活動を自粛するなど大きな影響を受けました。

皆さまにおかれましても、三密を避け、マスク着用、手洗いなど一人ひとりができることから、時差通勤やテレワーク、オンライン会議など社会全体で進める取組まで、ご自身のみならず、大事な家族や友人、隣人の命、そして社会生活や産業活動を守るために様々な努力を重ねられたことと思います。

昨年12月に実施された民間の意識調査によれば、新型コロナウイルスの影響により2020年に実行できなかったこと、2021年に実行したいことを尋ねたところ、どちらも1位と2位が、「国内旅行」と「友人との会食」とのこと。当協会で実施したオンライン交流会や、こどもたちのステイホームを応援するオンラインによる自然学習や木工体験でも、多くの皆さまから、元気で自由にみんなで楽しく、森林や自然にふれあいたいという多くの声をお聞きしました。平穏で健やかな日常への思いは共通です。

厳しい状況が続いておりますが、これからより一層、身近な自然環境や人とのつながりを大切にして、地球の環境や世界の人々の暮らしにまで思いを巡らし、誰一人取り残されることのない世界となるよう、一人ひとりの小さな一歩をつなげていかねばならないと思いを強くしております。

京都モデルフォレスト協会では、今年も、森林を守り育てる息の長い取組を多くの皆さまと共に、一歩一歩着実に推し進め、森林を通して人と人がつながり、森林を大切にする心の輪を拡げてまいりたいと思います。

この一年の、皆さまのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

令和3年元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 安藤 孝夫

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