平成25年 理事長『年頭の御挨拶』
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、協会の会員の皆様を始め、多くの方々に協会の活動への御支援と御協力を賜りましたことを心からお礼申し上げます。
おかげをもちまして、昨年、新たに5件の「森林の利用保全に関する協定」が締結され、38の団体の皆さま、そして森林所有者、地域住民、ボランティア団体、行政関係者の皆さまとともに、森林整備や木材利用の取り組みなど、府内各地で多様な森林づくり活動を実施することができました。
モデルフォレスト運動は発足して6年が経過し、さらに志を高く持って発展させていく「セカンドステージ」の段階に入っております。これからは、モデルフォレスト運動のすそ野の拡大とあわせて、活動団体の技術の向上と人材の育成がますます大切になると考えております。
こうした中で、昨年4月に京丹波町に西日本で唯一の林業専門の大学校である「京都府立林業大学校」が開校されましたことは大きな意義があり、開校を英断されました山田知事様に心から敬意と感謝を表しますとともに、林業の担い手とモデルフォレスト運動のリーダーとして地域活動を支える人材の育成によって、モデルフォレスト運動の発展に寄与いただけるものと期待しているところであります。
また、6月にはモデルフォレスト運動の発祥の地であるカナダ国ケベック州において開催されました「モントリオール国際会議」において、山田知事様が京都モデルフォレスト運動の取り組みを世界に向け発信していただきました。当協会におきましても、これを契機に国際モデルフォレストネットワークの一員として、積極的に国際交流、情報発信に努めてまいりたいと考えているところであります。
今後とも、森林の大切さを一人でも多くの方々に御理解いただき、森林づくり活動に御協力いただけるよう、京都モデルフォレスト運動の輪を一層拡げてまいりたいと考えておりますので、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
皆様方の御健勝と御発展を心よりお祈り申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
平成25年元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原康夫