府民公開講座2024夏「京丹波で巡る-ふるさとの森と木づかい」を開催しました

2024年6月14日、京都の豊かな歴史文化や景観を支える森林の大切さについて学ぶ府民公開講座「京丹波で巡る-ふるさとの森と木づかい」を開催しました。当日は会員企業・団体から29名の参加者の皆さんにご参加いただきました。

(左)京丹波森林組合 樋口組合長からご挨拶
(右)同組合の職員の皆さんから作業についての説明

午前中は京丹波森林組合の協力で、丹波広域基幹林道沿いの森林整備の現場を見学させていただきました。長期的な施業計画に基づき森林の世代交代を進めるため、チェーンソーでの伐倒、高性能林業機械を使っての玉切りや搬出といった一連の作業を実演いただきました。初めて目にする迫力ある、効率的な作業風景に参加者からは驚きの声が上がっていました。続いてドローンを使っての作業の説明や実演などもしていただき、他では見ることのできない貴重な現場を見せていただく機会となりました。

続いて午後からは、令和3年に新設された京丹波町の庁舎見学に向かいました。町の担当者の方にご案内いただき、地元京丹波町内の木材をふんだんに使って作られた、木のぬくもりの感じられる庁舎を見学しました。「木材の調達や工事にあたって多くの方々のご協力のもと実現した事業で、京丹波町ならではの縁があってこその庁舎であると思います」との説明に一同納得していました。図書館やカフェスペースなど、町民に開かれた場として活用されている様子も見せていただきました。

(左)京丹波町財政課 山内課長からご挨拶
(右)ヒノキをふんだんに使用した天井が特徴的な議場

参加者の皆さんからは、「通常個人では見ることのできない森林にかかわる現場を見ることができる貴重な機会だった。」「地元の森林を活かした取り組みが、林業の現場から木材利用の現場まで一日で見ることができて非常に有意義だった」といった感想をいただきました。

この事業は国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」により実施しています。

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