柏原理事長 『年頭の御挨拶』

平成24年 理事長『年頭の御挨拶』

理事長 柏原 康夫

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、協会の会員の皆様を始め、多くの方々に協会の活動に対する御支援と御協力を賜り、心からお礼申し上げます。

昨年は、東日本大震災という未曾有の災害が我が国を襲い、甚大な被害をもたらしました。被災された多くの方々に対しまして心よりお見舞い申し上げますとともに、復興に向けて本格的に前進する年となりますよう祈念しております。
当協会におきましても「緑の募金」を通して、被災地域の復旧・復興を支援してきておりますが、平成24年も引き続き被災地域の森林整備や緑化等の支援に取り組んでいきたいと考えております。

当協会は設立して丸5年が経過いたしました。会員数も420を数え、府内30個所で33の企業や団体の皆さんが森林所有者、地域住民、ボランティア団体、行政関係者と連携して森林整備や木材利用に取り組むなど、モデルフォレスト運動は着実に広がっていると感じているところです。

昨年は、国連が定めた国際森林年でした。当協会も、京都府などと一緒に森を語るシンポジウムなどを開催し、多くの人に森林の大切さの認識を深めていただきました。
また、暮らしに身近な街中に森や緑を拡げる「まちなかの森づくり事業」や、森林ボランティア団体への支援など、協会の活動の輪を拡げて参りました。もちろん、引き続き、広報誌「以森伝心」の発行や、ボランティアリーダーの養成、各地域での緑の募金活動、緑化・愛鳥ポスターコンクールなど、着実に取り組みを積み上げてきました。

さて、本年は京都議定書の第一約束期間の最終年となります。森林吸収量の目標達成に向け更に森づくりの必要性が高まる中、協会の推進する京都の森を守り育てるモデルフォレスト運動についても益々重要性を帯びてくると感じておりますので、更なる裾野の拡大と併せ、「企業参加の森林づくり」につきましては、関係者同士の連携を強化し、活動のステップアップをしていきたいと思っております。

皆様方には、健康には十分御留意いただき、これまで以上に協会の活動に御支援と御鞭撻を賜りますようお願いをいたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

平成24年元旦

公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原康夫

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