新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、まず、この一年間に各地で発生した自然災害により被害を受けられた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
特に昨年の台風や豪雨災害により甚大な被害を受けた地域の皆さまが、一日も早く平穏な生活を取り戻されますよう、心からお祈り申し上げます。
改めまして、皆さまには、令和7年の新春を、晴れやかにお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
皆さまと共に進めてまいりました京都モデルフォレスト運動は、ご参画いただいている企業・団体の皆さまをはじめ、府内各地で活動されている地域活動組織やボランティア団体など幅広い府民の皆さまのご理解、ご協力のお蔭で着実に運動のすそ野が広がっております。
特に昨年は、若い世代の参加を促進する環境学習や体験学習の取組を充実させ、次世代を担う人々に森林や木材利用の大切さを伝える機会を設けることができました。
これもひとえに皆さまのご支援とご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
これまでの京都モデルフォレスト運動の歩みを支えていただきました皆さまに感謝申し上げますとともに、より一層皆さまから親しまれ大切にされる運動となるよう努めてまいります。
昨年も、私たちを取り巻く環境問題は多くの関心を集めました。
異常気象の頻発や気候変動に伴う自然災害、森林破壊の加速など、地球規模で取り組むべき課題が山積しております。
一方で、私たちの身近な里山でも、利用することがめっきり減ってしまい、手入れ不足で本来の豊かさが失われつつあり、自然災害や景観の悪化、野生鳥獣の生息地拡大、生物多様性の低下など、深刻な問題も生じているところです。
こうしたことから、私たち一人ひとりが、地球規模で環境問題を考えながら、二酸化炭素の吸収や災害の防止、水源のかん養など、様々な機能を発揮し、私たちの暮らしを支えてくれる森林を大切にし、森林の保全活動の取組を進めていくことがますます重要になってきていると考えております。
京都モデルフォレスト協会では、今年も人と森をつなぐ活動を大切にし、持続可能な未来に向けて歩みを進めてまいります。
一人でも多くの方が、この運動に参加し、森林の価値を共有していただき、人と人がつながり、森林を大切にする心の輪を拡げてまいりたいと思いますので、引き続き皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
この一年の、皆さまのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和7年1月1日
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 安藤 孝夫