平成27年12月6日(日曜日)、京都市西京区において、小学校や保育園・幼稚園の先生、緑の少年団指導者の方、大学生や森林づくりボランティア団体の方など16名の方にご参加いただき、京都の森を守り育てる体験講座「大学の森で学ぶ-森林環境教育と間伐体験」を実施しました。
午前中は、ホテル京都エミナースにおいて、京都教育大学の山下宏文教授から「森林環境教育の重要性と進め方」と題して講義をいただきました。「森林・林業が学校教育の場でどのように触れられてきたか」や、「体験の場」「知る場」「かかわる場」としての森林など、示唆に富むお話を伺いました。
後半は、京都府立大学附属大枝演習林に会場を移し、同大学演習林村田事務長のご挨拶に続き、京都森林インストラクター会の皆様に同演習林内の「洛西散策の森」での森林観察をご案内いただきました。続いては、京都府立大学森林ボランティアサークル「森なかま」さんに間伐作業の説明・実演をいただいた後、参加者の皆さんに実際に間伐作業を体験いただきました。
最後に薪割体験を行い、閉会。ご参加の皆様からは「子どもたちに教えるとき、日本の森林面積がほぼ変わっていない、という視点から始めると問題に目が行きやすいと感じた」「インストラクターに自然について教えてもらいながら体験できたのがよかった」「間伐作業を始めて経験し、その大変さがわかった。」「間伐体験をする際には専門家の協力が不可欠だと感じた」などの感想をいただきました。
後援
近畿中国森林管理局、京都府、京都府教育委員会、京都市教育委員会
この事業は、森林整備を支えるしくみづくりいよる持続可能な社会の形成を目的とし、平成27年度年賀寄附金配分事業を受けて「森の恵みを次世代につなぐ京都の森づくりを通じた地球温暖化対策モデル事業」として実施しました。