11月10日(土曜日)、自然観察ツアー『秋の花脊三本杉と大悲山峰定寺を訪ねて』を開催しました。京都市内の方々を含め、遠くは大阪、奈良、滋賀また京丹後市から計47名の参加をいただき、晴れ間の中、時折北山しぐれ模様の天候でしたが、錦秋の京都市左京区花脊を満喫しました。
まず、最初に訪れた大悲山峰定寺で、ご住職の中村覚祐師(聖護院門跡執事長)から、当寺の歴史を交えた講話をお聞きし、本堂(舞台懸崖造り)への参拝と宝物館に収蔵されているご本尊などのお話を伺い、あらためてお寺の歴史と仏像また木造建造物の耐久性などを知る機会となりました。
昼食後は、京都森林インストラクター会による草木などの自然の生態や説明を聞きながら花背三本杉へと向かいました。古き時代からこの地にある圧倒的な存在感に胸を打たれ命の尊さを学びました。
帰りには、山村都市交流の森に立ち寄り、アスナロを使った足湯に浸かるなどしばしの休憩を取り、定刻に出発場所の地下鉄国際会館駅に皆様お疲れもなく帰着しました。
交流の森では、ナラ枯れの材を足湯の燃料とし、またバーベキューや炭火料理には炭として利用しているとのことでした。京都府下でも、ナラ枯れの被害が多く出ていますが、伐採後の有効利用の一つとして大いに教えられました。
◆京都森林インストラクター会のホームページはこちら
→ http://www.geocities.jp/kfianet/
◆山村都市交流の森のホームページはこちら
→ http://web.kyoto-inet.or.jp/org/hanase-k/index.htm