10月31日と11月7日に芦生自然観察ツアーを行いました。31日は33名、7日は42名の皆さんに参加いただきました。
両日とも好天に恵まれ、紅葉、黄葉が青空に映え、秋の芦生を満喫しました。
散策は生杉のブナ林から始めました。
ブナ林では黄葉する木が多いのが特徴です。
ガイドの伊藤五美さんから天然林と二次林の特徴などについて、冗談交じりで楽しく解説いただきました。
お昼は、地元で採れた食材を使ったお弁当をおいしくいただきました。
三国岳から芦生に入りました。一列になって歩きます。
枕谷最大のブナの木の大きさに圧倒されました。
芦生はキノコも豊富です。これはマメザヤタケといいます。芦生のような腐葉土が豊富な土壌には、1平方メートルに2億もの微生物が生息しているとされています。
こちらはツチグリといい、夜に広げている葉のような部分を閉じ、朝に広げたときに少し場所を移動します。
林道沿いからは、きれいな「森の万華鏡」が見られました。
その万華鏡を見て、伊藤さんから林相の特徴を説明いただきました。
伊藤さんは、「森にも天然林や二次林、地域によっても森の姿は変わります。森を訪れて知ることが森を大切に思う心を育みます。」と言われていました。
今回のツアーには子供達も参加してくれました。これをきっかけに少しでも多くの方に森に関心を持っていただければ幸いに思います。