森林づくり基金を活用した事業について審議するために、森林づくり基金運営委員会を開催しましたので、その結果を報告します。
日時
平成20年10月31日(金曜)13時30分から15時30分
場所
平安会館 「嵯峨の間」
委員(五十音順)
- 石田昌男(京都府林業士会会長)
- 下村泰史(京都造形芸術大学芸術学部環境デザイン学科准教授)
- 高田研一(特定非営利活動法人森林再生支援センター常務理事)
- 高田七重(社団法人ガールスカウト日本連盟京都府支部「スカウトの森」委員)
- 田中和博(京都府立大学大学院農学研究科教授、協会理事)
- 田村宏明(京都・森と住まい百年の会代表理事、協会監事)
- 西川善光(京都林・材・建青年会議所会長)※欠席
- 久山慶子(フィールドソサイエティー事務局長)
- 久田吉治(京都府農林水産部技監)
- 深町加津枝(京都大学大学院地球環境学景観保全論分野准教授)※欠席
- 藤本圭司(社団法人京都経済同友会常任幹事 事務局長)※欠席
- 渡辺明子(京都生活協同組合副理事長)
議事
社団法人京都モデルフォレスト協会定款第31条第3項の規定により、本日の議長は田中委員長が務めました。
(1)報告事項
京都モデルフォレスト運動のこれまでの取組状況について説明
(2)審議事項
以下の議案については、承認されました。
平成20年度森林づくり基金活用事業実施計画について
企業からの寄付金約9,076,613円のうち8,081,513円を、平成20年度交付金として府内13箇所で実施される森林整備等の事業に交付します。
各事業地域は、京都府の豊かな緑を守る条例に基づく森林利用保全重点地域の指定又は予定地であり、一定の森林づくりのプランを作成し、事業の推進体制を有している地域です。
平成20年度交付金の交付先及び活動内容
事業箇所 | 事業主体 | 主な活動内容 |
---|---|---|
大山崎町大字大山崎 | 大山崎町 | 除間伐 |
宇治田原町立川御林山 | 宇治田原町 | 下草刈り |
宇治田原町南御林山 | 宇治田原町森林組合 | 間伐 |
亀岡市宮前町神前 | 亀岡里山クラブ | 除間伐 |
亀岡市宮前町神前 | 京都竹炭クラブ | 竹林整備 |
亀岡市篠町王子 | 篠町「町つくり推進会」長尾山部会 | 除間伐 |
南丹市美山町宮脇 | 宮脇Billy | 下草刈り |
南丹市美山町宮脇 | 美山町森林組合 | 被害木整理 |
南丹市八木町玉ノ井 | 八木町森林組合 | 間伐 |
福知山市大江町毛原 | 毛原自治会 | 竹林整備 |
宮津市小田 | 宮津ふるさとの森を育てる協議会 | 植裁 |
伊根町太鼓山 | 宮津地方森林組合 | 下草刈り |
京都市左京区一乗寺 | 京都市森林組合 | 間伐 |
委員意見要旨
- モデルフォレスト活動の公益性や社会活動としての自覚が必要。
- ある程度まとまった森林づくりには専門家のアドバイスが必要。
- 森づくり、人づくりがモデルフォレスト運動の役割。人づくりは地域社会への公益になる。
- 地域の課題に合った多様な取り組みが必要。
- 地域住民や子どもとの連携が必要。事業実施後の「ふりかえり」が重要。