2月4日(日)協会発足記念シンポジウムを京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホールで約250名の方に御参加いただき開催しました。
京都銀行頭取で当協会理事長の柏原 康夫がごあいさつし、続いて今尾事務局長からモデルフォレスト運動の取組みをご紹介したあと、宗教哲学者の山折哲雄氏から「日本人と森」という演題でご講演いただき、休憩後山折氏と協会副理事長で総合地球環境学研究所所長の日高氏、アウトドアライターの天野礼子氏の3人で鼎談していただきました。
山折氏は宮沢賢治の童話や、仏教の浄土がはるかかなたの西方ではなく、身近な山の上と考えられていったことなど、日本人の精神に森林が深くかかわっていることをお話いただきました。
また鼎談では、日高氏が細分化された分野ごとに自然を考えるのではなく、総合的に捉えていくことが大切と発言され、天野氏は川のことを考えてるうちに森林の大切さに気づき、現在、森・里・海を一体的に考える取り組みを進めていること、また山折氏からは人が自然に謙虚に生きる必要性を森林とのかかわりの中からお話いただき、あっという間に終了の時間が来てしまいました。
協会では、今後もこのようなシンポジウムを開催していきますので是非御参加ください。
なお、詳細は冊子にして会員に配布するとともに、このホームーページにも掲載します。
理事長のあいさつ
山折氏講演
山折、日高、天野氏による鼎談
会場風景