平成20年度緑の募金運営協議会結果報告
緑の募金に関する重要事項を審議するために、緑の募金運営協議会を開催しましたので、その結果を報告します。
日時
平成21年2月4日(水曜日)14時〜15時30分
場所
京都平安会館2階「呉竹の間」
委員(五十音順)
- 井上冨三子(社団法人ガールスカウト日本連盟京都府支部長)※欠席
- 高熊秀臣(京都府教育庁指導部部長)
- 谷口正克(社団法人京都工業会業務推進役)
- 成田真澄(薪く炭くKYOTO代表)
- 久田吉治(京都府農林水産部技監)
- 平嶋誠(京都市産業観光局農林振興室長)※欠席
- 福田淳(林野庁京都大阪森林管理事務所所長)
- 森本幸裕(京都大学大学院教授)
- 栁澤傳(日本ボーイスカウト京都府連盟副連盟長)
議事
役員選出
森本委員を委員長に選出。
報告事項
平成20年度緑の募金事業等の実施について
本年度は、職場募金、家庭募金、企業募金が伸び、前年度を7.2パーセント上回る18,243,477円の募金を募ることができました。
また、募金額と繰越金、社団法人国土緑化推進機構からの補助金などを足し、予備費を含め事業費18,403千円の執行を予定しています。
なお、決算額は当協会の総会にて諮ります。
募金実績
年度 | 目標額 | 実績額 | 前年比 |
---|---|---|---|
H20 | 20,000,000円 | 18,243,477円 | 7.2パーセント増 |
H19 | 20,000,000円 | 17,021,761円 | 11.4パーセント増 |
募金事業
事業 | 支出予定額(千円) | 備考 |
---|---|---|
森林整備事業 | 300 | 森林活動に係る資材等の助成等 |
緑化推進事業 | 3,036 | 苗木配布、緑の少年団育成等 |
緑の交付金事業 | 10,386 | 地域の緑化推進等 |
募金資材費 | 2,289 | 緑の羽根等の購入 |
募金活動推進費 | 350 | ポスター、リーフレット作成 |
緑化推進事務費 | 850 | 募金運営に係る事務的経費 |
予備費 | 1,192 | |
合計 | 18,403 |
審議事項
以下の議案については、すべて承認されました。
平成20年度交付金の交付先及び交付額について
地域レベルの募金活動を行う緑の募金支援団体に対して、各地域の個別事情に合わせて募金事業を実施するために、各支援団体に対して募金実績の概ね75パーセントを限度に交付金を交付します。また、緑の募金法に基づき社団法人国土緑化推進機構に対し交付金を交付します。
交付先及び交付額
交付先 | 交付額(円) |
---|---|
京都・乙訓緑化推進委員会 | 2,151,000 |
宇城久緑化推進協議会 | 685,000 |
綴喜林業振興会 | 759,000 |
相楽地方森と緑の振興会 | 186,000 |
財団法人亀岡市都市緑花協会 | 1,095,000 |
南丹・京丹波林業振興会 | 525,000 |
福知山緑化推進委員会 | 1,352,000 |
舞鶴緑化推進委員会 | 1,519,000 |
京都府緑化推進協議会綾部支部 | 544,000 |
与謝地方林業振興会 | 331,000 |
丹後地方林業振興会 | 248,000 |
社団法人国土緑化推進機構 | 1,046,000 |
合計 | 10,386,000 |
平成21年度緑の募金の目標及び実施計画について
地球温暖化防止対策において森林や身近な緑の役割が高まる中、更に森林整備、地域の緑化、青少年の緑を育む心の育成等を推進するため、緑の募金活動の一層の推進が求められています。そこで、前年度低調であった職場募金の取り組み強化を当協会会員企業等をはじめ広く府内企業・団体等に働きかけることや引き続き年賀切手等の新たな取り組みを展開することにより、前年と同じ目標額20,000千円の達成を目指し募金事業の充実を図ります。
また、緑の募金資材において府内産木材製品を導入し、募金と材の活用という両面から地球温暖化防止対策を進めます。
募金目標額
目標額 | 春期目標額 | 秋期目標額 | 前年度実績 |
---|---|---|---|
20,000,000円 | 15,000,000円 | 5,000,000円 | 18,243,477円 |
委員意見要旨
- お金を配ると言うことは、マンネリ化しがちである。交付金を交付する際にはマンネリ化しないように工夫を。
- 緑化を目的とすることは勿論であるが、既存の森林の保全も大切なので、是非そういう利用も検討して欲しい。
- 交付金の交付先について、本部から公募の投げかけをした方がよい。
- 公募に取り組む団体には、実績に対する交付金のパーセンテージを増やすなどのインセンティブを。
- 近頃、募金の種類も多く、街頭募金は集まりがよくない。しかし、広報としてはいいやり方だと思うので、何とか工夫できないか。NPO法人などを巻き込んで一斉にやるなど、意識の植え付けのためにも頑張って欲しい。
- 募金実績に応じた交付金だと、人口の少ない所はお金が少なくなってしまう。そうすると、山間部は森林整備の必要性が大きいのにお金があまりまわらない。必要なところにうまくお金が回るように工夫を。