公益社団法人国土緑化推進機構が毎年選定する、森や山に関わる優れた技で他の模範となる「森の名手・名人」について、京都府内から下記のとおり選定されましたので、お知らせします。
選定された森の名手・名人
高橋平和(たかはしひらかず)さん
森づくり部門 造林手(枝打ち)
京都府を代表する伝統工芸品北山丸太の北山杉の数少ない枝打ち職人の一人。枝打ちは良質な北山丸太を作るために特に重要な作業で、その作業は北山丸太の品質を左右する生命線といわれる。卓越した技術により京都府を代表する伝統工芸品である北山丸太の高品質な生産に長年寄与してこられ、地域での活動や後継者への指導も熱心に取り組まれ、就業の安定及び技術の伝承にも貢献。
福田清(ふくだきよし)さん
森の伝承・文化部門 手すき和紙
紙すきが機械化している中、伝統的な手漉きの技法を守り続け、黒谷和紙において、今では全国でも数少ない純手漉き和紙のひとつとして継承されている。800年の歴史を誇る技術の伝承と後継者の育成に尽力。また、多年にわたり保存団体の役員を務めるなど黒谷和紙の振興・発展に寄与。
森の名手・名人とは
新たな国土緑化運動の一環として、国と(公社)国土緑化推進機構が連携して行う「もりのくに・にっぽん運動」のリーディングプロジェクトとして、平成14年度から実施。毎年全国で約50~100名を選定。
京都府内のこれまでの選定者数 今年度の2名を加え、24名となりました。(選定者一覧はこちらに掲載しています)