新年あけましておめでとうございます。
旧年中は会員の皆様方を始め、多くの方々に協会の活動へ御支援と御協力を賜り、心からお礼申し上げます。
おかげさまで昨年10年目を迎えた京都モデルフォレスト運動は、この1年間で、新たに3つの森林づくり協定が締結されるなど、現在43の企業や団体の皆様が、森林所有者はじめ、行政機関とも連携しながら多様な森林づくり活動に取り組んでいただいており、さらに府内各地域の皆様やボランティア団体の方々による森林づくり活動も盛んに取り組まれるようになってまいりました。
昨年は、京都府においても「森の京都」のターゲットイヤーとして、「第40回全国育樹祭」をはじめ様々な取り組みがなされるとともに、自然と人間の共生を重視し、地域の生活や産業と一体となった森林の文化的景観などを対象として「京都丹波高原国定公園」が指定されるなど、まさに京都の森林にとって記念すべき年となりました。
協会といたしましても、設立10周年を記念して、シンポジウムや連続講座などに取り組み、次の新たな10年に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。
京都モデルフォレスト運動もこれまでの発展を踏まえ、京都の豊かな森林資源、とりわけ木材の利用を通じた林業振興や、伝統に裏打ちされた森の文化を継承発展させるため、大きな役割を担っていきたいと考えております。
また、引き続き国際モデルフォレストネットワークとも連携し、世界各国でのモデルフォレスト運動と交流を深め、京都のモデルフォレスト運動をより幅広いものにしていきたいと考えておりますので、引き続き御支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方の御健勝と御発展を心よりお祈り申し上げまして、新年の御挨拶とさせていただきます。
平成29年元旦
公益社団法人京都モデルフォレスト協会
理事長 柏原康夫