平成２９年１月２７日（金）、京都市中京区の京都木材会館において、普段森林づくりに関わっておられる、またこれから参加を検討されている企業の皆さんを対象に、研修交流会及び活動相談会を行いました。
当日は、「植樹の基礎知識」と題し、京都府農林水産技術センター農林センター森林技術センター　小川主任研究員から植樹にあたって必要となる基本的な知識について講義をいただいたあと、既に森林づくり活動に参加されているモリカワ商事株式会社様、エスペック株式会社様の活動について事例発表をいただきました。

事例発表の様子

モリカワ商事株式会社　同社総合管理部　木下次長

南丹市美山町江和地区で、地元とのコミュニケーションを大切に活動を進めておられる状況についてお話いただきました。また、府内の他のエリア同様鹿害の被害が多くみられる状況下で植樹活動などに取り組んだ様子についてもご報告いただきました。

エスペック株式会社　環境管理室　水谷さん、エスペックミック株式会社　吉野さん

福知山市大江町毛原での活動が今年度で十周年を迎えられたのを機に、「宝の山づくり」として毛原地区の豊かな生物多様性を調査し、それらを多くの方に楽しんでいただけるようなウォーキングコースの設計などを含む計画づくりについてご説明いただきました。

意見交換会

続く意見交換では、「森林づくり活動は義務的な取り組みだけでは続かない。森でこそ体験できる楽しさも考慮して活動の企画をたてるのが長続きのポイント」といった声や、社内での参加者を募る際の工夫などについて積極的にお話しただきました。
協会では今後も、参画企業、団体間等の交流の支援等を通じ、府内各地での多彩な森林づくりを応援してきいます。