公益社団法人国土緑化推進機構が毎年選定する、森や山に関わる優れた技で他の模範となる「森の名手・名人」について、京都府内から下記のとおり選定されましたので、お知らせします。
選定された森の名手・名人
川戸 利夫 (かわと としお)さん
森づくり部門 ケヤキ育林
高木のケヤキ母樹からの種子採取が困難なことから、母樹下に真砂土を敷いて苗畑を造成し、落下する種子を育苗する方法や、ケヤキを密植したり、スギ・ヒノキ林の中にケヤキ大苗を植栽する育林方法を考案し、通直優良ケヤキに仕立てる生産技術に取り組み、成果を上げている。
小石原 将夫(こいしはら まさお)さん
森の伝承・文化部門 藤布
ヤマフジを原料とした糸,布地の製造から、質の高い和装、帯などを一貫製造・販売している。失われつつある森林文化の再生、伝承に取り組みつつ、新たなデザインの模索など時代のニーズへの適合にもチャレンジしている。
森の名手・名人とは
新たな国土緑化運動の一環として、国と(公社)国土緑化推進機構が連携して行う「もりのくに・にっぽん運動」のリーディングプロジェクトとして、平成14年度から実施。毎年全国で約50~100名を選定。
京都府内のこれまでの選定者数 今年度の2名を加え、26名となりました。(選定者一覧はこちらに掲載しています)